2010年3月11日木曜日

お疲れさまでした!!

 第56回国公立展、本当にみなさんお疲れさまでした!!
 幹事校代表なのに初めてブログを書きます・・・(>_<) 本当に最初から最後まで頼りなくて申し訳なかったです。最初は2年が3人しかいないし、こんな仕事初めてだし、ほんとどうしよう・・・と思っていましたが、みなさんの本当に、本当に大きな協力のもと、無事に今回の国公立展を成功させることができました!本当にありがとうございました\(^o^)/!!毎回の分科会、飲み×?、夏のBBQ、忘年会、顔合わせ、本番、打ち上げ・・・と一年かけてやってきましたが、、、あっという間でしたね^^また何かの折にみんなであつまれたらいいなと思います:-D 
 また4月の分科会で!みなさん1年生の渉外さん沢山連れてきてください!引き継ぎしたいと思います^^

先輩が撮ってくださった集合写真のせます~(*^^)v






 
良い写真^^笑) ではまた~☆




講評会 2

 第82回アカデミー賞で6部門受賞したキャスリン・ジュン・ビグローです。



(ハセガワさんとお菊さんから頂いたプリン&素敵な手紙・・・嬉しすぎた。ありがとう!)

   第56回国公立展もart言う間終わってしまいましたね。56万人来場とはいきませんでしたが、あの寒い雪の日も今では良い思い出です。国公立展までの軌跡を思い返すと心が温かくなり、自分の心の中の雪も解けていくような気がします。 (サイトウ君、大変な時に搬出に来てくれてありがとう。凄く助かりました。)
 
 O美術館まで足を運んでいただいて下さった方々、この展覧会を支えて下さった美術部員・渉外の皆さん、主催校だった外大の皆さん、O美術館の紳士・淑女の皆々様、本当にお疲れ様でした。「O美術館」は「×美術館」でも「△美術館」でもなく「美術館」でしたね!素晴らしい会場で良かったです。

 講評会も大変良かったです。

マツイシ貴公子が世界に羽ばたいた瞬間)


 東京学芸大の先生お二人は我々美術部員に丁寧に的確な講評をして下さり、創作意欲を刺激されると同時に、とても勉強になりました。中々寒い中、お忙しい中、お越しいただいて本当に感謝しています。清野泰行先生は今回が最後の講評になるかもしれないとのことでした(涙) 先生曰く、「僕は長年講評してきたから。新しい人と入れ替わることで、血の巡りをまた新たなものにしたい。」とのことです。ここまで国公立展の発展を想ってくださっているのかと考えたら、凄く熱いものがこみあげてきて。お二人に握手してもらいました。「Ars longa, vita brevis (芸術は長く人生は短し)」

 今回は、講評会で参考になったお言葉を紹介していきたいと思います。僕の記憶なので、僕の記憶だからこそ、曖昧ですが・・・一生懸命書きます。

 ◆「何事においてもバランスを考えなさい。」
  そのままですが、良い作品を制作するにはバランスを考える必要があるということですね。立体作品の展示においてもどのように配置するかでガラっと印象は変わりますもんね。また、「空間的な見せ方の工夫がその作品の世界観をより豊かにする」というお言葉にはハッとさせられました。陶芸においてはデザイン性と用途との割合を考えながら作り上げていくものだから、その辺りが難しいと仰っていました。絵画については、特にハイライトの入れ方に言及され、明るい所は単純に白と決めつけず、周囲とのバランスで色を選んだほうがよいということでした。バランスって重要ですよね。

 ◆「影の描き方は難しい。汚れにも見えてしまう時がある。」
  影を描くのって本当に難しいですよね。その色の捉え方は作者の心情でも異なるでしょうし。やはり自分で模索していくべきだそうです。今回の第56回国公立展の「影」は汚れではなかったですね。全てはみなさんのお「陰」でした。

 ◆「素材と自分の描きたいものの関係性は非常に重要である。」
  その通りだと思います。素材にもその人の個性が出てきますよね。つまり絵を描き始めようとする段階で既に自分自身の表現法を模索し始めることができるということですね。尚、素材感の異なるものを組み合わせることは難しいそうです。自分も素材や画材選び、技法において自分のメッセージをうまくアウトプットできるようなものを発見すべく挑戦していきたいです。やっぱり創作活動って人生みたいですね。何かの目的意識をもって物事に取り組んで、目的を果たす。でも、人生ってそんなにうまくいかないか・・・いや、絵を描くのもそんなうまくいかないか。やっぱり、同じですね(笑)創作は人生の一部です!

 ◆「ぼかしなさい。」
  水彩画をうまく見せる手段として「ぼかし」があります。紙に湿気を与えておき、そこに色を置いていくことで偶然ともいえる色と色との交流がなされ、それが良い味を出すのだそうです。その偶然は必然ということですかね。僕の目はすでに感動で潤んでるから、アクリルガッシュのウルトラバイオレットを垂らすと・・・「Oh美術館、help me!!」この偶然の痛みも必然。
 
 ◆「人によってフレミングは異なる。」
  人間による視覚的な枠取りについてですね。その絵を見る側の人間にフレミングの自由をもっと与えるべきだということだそうです。「フレミングの法則 美術部ver.」です。この法則では次の不等式が成立します。
  (二次元→二次元)≪(三次元→二次元)
  雑誌や写真を見て描くよりも、実際に三次元の“本物”を見て描く方がより奥深い絵、見応えのある絵(通称:見応絵)が描けるとのことです。これは絵を描くことだけでなく、人の生き方にも共通しますね。現実を直視して生きていくことで、その人自身が強くなり、人間味がより豊かになるということですね。僕も目からアクリルガッシュを落として、しっかり前を見据えて生きていきたいです。

 ◆「風景との出逢いを大切にね。」
  風景との出逢いは本当に大切だと思います。皆が皆、自分の好きな風景を描くのか分かりませんが、自分は大抵心がときめいた景観を描くことが多いです。やはり若い内にいろいろな所へ足を運んで、美しい風景に出逢うことで、その人の美術における「語彙」と言いますか、引き出しの中の絵の具が増える気がします。先生によれば、「自分の記憶で描いた情景は非常に純化されたものである。」ということです。確かにそうですよね。記憶の曖昧性は置いておいて、この言葉に感じさせられたことは人間の恣意的な解釈とあまりに純粋すぎる感動という二面的なものです。人間は案外pureね。
  上記のように風景との出逢いが我々の絵心を豊かにするのです。ちなみに、「絵心」をじゅんじゅん流に表記すると「Egocoro」。絵心はEgo(自我)とも捉えられるし、Eco(ecology)、つまりは環境保護にも繋がるということです。風景との出逢いが人を自然に優しくするのでしょう。では、Eroは?ErosやErosionでもありません。「Ero」をあなたのpureな心で読んでみてください。
  分かりましたか?「Ero」→「いーあーるーおー」→「えあるおー」→「絵あるO美術館」→「絵の飾ってあるO美術館」。そうO美術館で僕らはより豊かな絵心を手にしたということです。

 ◆「童心を忘れずに。」
  幼き頃のこころを持って絵を描くことのできる大人になりたいものですね!皆さんも童心を忘れずに。自分は童心しかないな。


 


 渉外もいよいよ世代交代ですね。
 ホリウチ君、おっちー、君たちは本当に素晴らしい渉外になるよ!応援しています。



 追伸:実は。。。「The Hurt Locker」がアカデミー賞の作品賞などを取るのを僕は予測していました。その証拠に僕の作品を見てください。



 Heartを書いてますよね。スペルは違えどカタカナ表記ではどちらも「ハート」。また、今回の作品は、「右WAR左WAR(ううぉーさうぉー)」というタイトルで「戦争の虚しさ」を訴えるものです。これは、「The Hurt Locker」にも通じるものがありますよね。・・・痛い感じになっちゃっいましたかな?それはそれで「Hurt」ということでお許しをっ

 ということで、この辺で失礼します!

2010年3月10日水曜日

講評会

こんばんは。一橋の最後まで飲み会に来なかった方の渉外です。すみません。

みなさん、搬出お疲れ様でした。そしてこれまで国公立展に向けて準備をしてきた渉外の皆、本当にお疲れ様でした。結果、ハイクオリティな良い展覧会になって嬉しい限りです。渉外という仕事にもう思い遺すことはないです。あっさりさっぱり、次世代に引き継いでしまうのみです。

次世代といえば、うちの一年生の渉外の関様が、搬出時に花束とケーキを渡してくれました。感動してちょっと言葉に詰ったというのは秘密です。



















なんていい後輩を持ったことか…。
関様ほんとにありがとう!また今度唐辛子でもおごるよ!


それはさておき。
今回も最終日は学芸大の講師の方々に講評していただきました。その写真を数枚アップして、今日はおさらばにします。

最後に、皆さん本当に今までお疲れ様でした。渉外の皆は、次の分科会でまた会いましょう。

では。
















人がいっぱいいますね。
















毎年のことながら、講師の方々の的確なアドバイスには頷かされっぱなしです。
















じゅんじゅん力説してます。もちろん笑いもしっかり取りつつ。
















一橋・津田の共同制作の講評風景です。まとめるつつもアピールするというのは、確かに両立が難しいところです。(他大の講評風景は、きっとその大学の誰かがアップしてくれることでしょう)

2010年3月8日月曜日

会場のBGM

いま会場で流してもらっているBGMをさりげなく紹介しますね。

今日の午前中までは、これを流してもらってました。


















Joe Henderson『Page One』


今日の午後からはこれが流れてる(はず)です。



















Bill Evans Trio『Portrait in Jazz』


どちらも“超”のつく名盤ですね。

O美術館のような静謐な空間には、こういった落ち着いたジャズがしっくり来る気がします。

2010年3月3日水曜日

東京農工大学 工学部探検

 今月5日から始まります、第56回国公立展に向けて作品を描かなくてはいけないのですが、懸賞で当たった「LOTTE 飲み友」を飲みながらブログを書いています。東京農工大学の渉外の1人(実質0.05人前)、じゅんじゅんです。昨晩は冷蔵庫でかたつむりを2,3匹飼育する夢を見ました。前置きはどうでもいいですね。今回は、東小金井に位置します、東京農工大学の工学部キャンパスを探検してきましたので、報告いたします。

 普通のキャンパス紹介だとつまりませんので、変な視点で探検していきたいと思います。




 では、スタートは図書館前の庭園から。淡いピンクのナンチャラ桜が綺麗。見惚れて近づいたら池に落ちたのは秘密。



 靴下を乾かす為に取り敢えず高いところへ向かいました。ここは講義棟と13号館という建物を繋ぐ所。人工的な空間だけど心落ち着く景観に、靴下ともども30分くらい見入っていました。


 はい、じゃあ地上に戻りまして、シュヴァルツヴァルト的な森を抜ける・・・。また、「artificial」という言葉を具現化したような建物が見えてきたやん。美術部心をくすぐられますね。


 これは新1号館。結構モダーンなデザイーンでしょーん。あの屋根の穴から週2のペースで宇宙人が地上に降りてきます。そんで毎回この坂で転んでます。前一緒に昼飯食べたんだけど、どうも主食が「森永ビヒダスプレーンヨーグルト」らしい。



 じゃあ、ここで「東京農工大学工学部ヘンダジェオブジェランキング5」を始めます。なんでオブジェなんてあんのよ?と思いますが、農工大にも芸術的な雰囲気が欲しかったらしく、新しい建物が建つたびになにか記念の彫刻が置かれるようになったようです。さっそく変な造形物を一緒に見ていきましょう。
 ※「*」のついているものは、作品名を忘れたので私が勝手に命名していますので悪しからず。


 【第5位】「石器時代のカヌー」*

 図書館わきのちょっとした茂みに潜んでいる造形物。多摩川が氾濫した時にでも役に立つのかもしれない。これに乗っていればきっと助かる・・・いや、石だから確実に沈む。なるほどこの作品には、「じっとしているだけでは救われない。自分から何かを求め、行動し、強く生きていくべきだ。」というメッセージが込められているのか。本当に奥深い。


 【第4位】「ほら、あな。」*

 ほら、石に穴があいているよ。このオブジェに出会ったのは二次試験の前日だ。見た瞬間に私の幼子心が蘇り、穴に潜り込んだ。・・・身動きが取れなかった。どうにか人の助けを借りて、抜け出すことが出来た。ある意味、私の第二の誕生だった。この経験から、「どんなに苦しい試練だって、きっと出口はある。時には人に弱さを見せてもいいんだ。」ということを学びとった。


 【第3位】「音のなる柱」

 キャンパスを東西に貫く並木通りの一角にある、12号館の記念オブジェ。東京藝術大学卒の阿部光成氏の作品である。スピーカーが付いていないので音は聞こえない。心で感じる音ということですね。自分も「心の耳」をこの大学で得られるように精一杯頑張ろうと思います。あなたのには、「心の耳」ありますか?


 【第2位】「今 あの頃 いつも」

 BASE本館という建物の前にある、左手のオブジェ。この作品の作者、本間広基氏も東京藝術大学卒。言葉にならない哀愁に満ちていて、自然と涙がこぼれた。僕はそっと目薬をポケットにしまった。







 【第1位】「群生」

 「群生」という作品。正門を入って左手にある歪んだ庭園に存在。一番不可思議で、意味の分からない作品なので好き。この大学における知的好奇心や使命型探究心の群生を祈っているようにも感じられる。これに思いっきりダイブすると、痛いよ。






 ここで一息、美しき景観を眺めて思考をリセットしましょうか。

 梅の花が色鮮やかで、誠に麗しい。ちなみにこの建物は、学術支援研究センター機器分析施設です。以前、授業でここの核磁気共鳴装置(NMR)を用いて、タンパク質の同定といった実験をしました。この時、NMRによる強磁場を受けて、おらのG-SHOCKが狂ったんだべさぁ。まさに爺、SCHOK!

 
 こうしてキャンパス探検をすると面白いなあって、しみじみ感じる。
 ついでだから、テレビ朝日で放送してる「ナニコレ珍百景」の農工大ver.の「ノウコレ珍百景」もやっちゃいますか!!

 ◆環境管理施設

 うん、自分自身の環境管理できてないね(笑)

 ◆駐輪スペース

 アイドリング・ストップ、重要だよね~。でも、ここに停めてあんの自転車だけやん(笑)
 自転車にエンジンなんてぬぅあいからっ!!



 探検も終わって、生協でブラックサンダーとココアを買って、家に戻ろうとしたその時。
 声が聞こえた

 「助けて・・・」

 一体、誰の声なのだろうか。聞こえたほうに目をやると



 君だったのか・・・クリスタルガイザー!彼女は僕にこう言った。
 「君はもう心の耳を持ってるね。」
 僕はクリスタルガイザーを放置して、Yeah!と帰って行った。家へと。
 

 
 読んで下さり、感謝してます
 めでたしめでたし

2010年3月2日火曜日

外大からのあいさつ

 こんばんは。よりによって最後の分科会を旅行でサボった外大の無責任な渉外です。埋め合わせに、メーリス回した勢いで書いちゃいます。
 はたして外部の人がどれだけ見てるのか分からないけど、とりあえず今回の内容は内輪向けで。
 4月の引き継ぎ会の帰りに四谷駅のスープストックで、部長か副部長+会計か、はたまた国公立展の幹事代表か、という究極のあみだを(わたしたち3人で)やってからもうじき1年です。そのときから「基本助け合いの精神で!」を合言葉に幹事校をつとめてきたわけですが、頼りないところもいっぱいあったと思います。なにしろ協調性が武器なので。みんな呆れずついてきてくれてありがとうございます。(そして幹事代表さんご苦労さまでした。あんまり助けになれなくてごめん!)
 ・・・なんか展覧会終わった後みたいな感じになってしまいましたが、実はこれから!!とりあえず手元にあるDMは全て誰かに押しつけて、知り合いを片っ端から誘いましょう。
あと作品を完成させないと!明日は共同制作の印刷です。外大にしてはだいぶ思い切ったことをしました。(はじめはコスプレ案とか出てましたがそこまで勇気がなくてやめました 汗)お楽しみに☆
 1年生が絶滅しそうだった外大美術部でしたが、この時期にして有望な新入部員たちが入ってくれました。ありがたい!みなさんどうぞ彼らをよろしくお願いします。

おみやげ。(※一部の人へ:行き先は台湾ではありません 笑)








そして5日までに何よりもすべきことは、何でもいいからこのブログに投稿することです(^^)